洗濯機に溜まるカビ汚れの掃除と予防方法

嫌なニオイや黒いクズの正体とは

衣類を洗濯機でキレイに洗濯した後に、次のような不快な出来事で困っていませんか?

■ 洗濯機の蓋を開けたときの嫌なニオイ
■ 洗濯後の衣類に付いてくる黒いクズ
■ 室内干しで漂ってくる嫌なニオイ

いずれも洗濯槽の目に見えない裏側で溜まっているカビや雑菌の汚れが正体です。全自動洗濯機は、衣類の洗濯だけが自動で、日常のお掃除までは自動でしてくれません。

目に見えない洗濯槽の裏側は、カビや雑菌、石鹸カスが堆積しますので、日常の手入れが欠かせません。洗濯槽の掃除は1ヶ月に1回が理想で、定期的にお手入れすることで汚れを溜め込まず、清潔を保てます。

洗濯槽のお掃除の手順

そこで、これらを解決するため、手軽に洗濯槽をキレイにできる「洗濯槽クリーナー(塩素系漂白剤)」を使ったお掃除をご紹介いたします。今回使用する塩素系漂白剤(主成分は次亜塩素酸ナトリウム)は、汚れやカビを分解して水に溶かすので、酸素系漂白剤(主成分は過炭酸ナトリウム)のように途中でゴミを取る必要がなく、手間がかかりません。

実は、こちらでご紹介しているのは、我が家の洗濯機です。「紺屋の白袴」と言ったらよいのでしょうか、洗濯機をほったらかしにしてしまい、結構汚れが溜まっていたので、このブログを編集しながらお掃除を実践してみました。

【お掃除の手順】
① 洗濯機の電源を入れる。
② 洗濯槽クリーナーを規定量入れ、高水位まで給水する。
※汚れがひどいときは、このまま3時間ほど放置する。
③ 「標準コース(洗たく→すすぎ→脱水)」で1サイクル運転し、洗濯機を洗浄する。
※ドラム式は、洗浄液を全体に撹拌できる「洗濯槽洗浄コース」を選択する。
※汚れが残っているときは、すすぎを追加する。
(注)塩素系漂白剤を使う際は、手袋や保護メガネを着用し、窓を開けたり換気扇を回しましょう。
ー 塩素系漂白剤の特徴 ー
・殺菌・消臭力が優れている
・手軽に清掃ができる
・塩素特有の刺激臭がする
・直接触れると手肌が荒れる
・酸性(酸性洗剤、クエン酸)やアルコール(消毒用エタノール)と混ぜると有毒ガスが発生して危険

今回使用した「洗たく槽カビキラー」「ゴムパッキン用カビキラー」

今回のお掃除で使用した塩素系漂白剤は、「洗たく槽カビキラー」と「ゴムパッキン用カビキラー」です。これらは、主成分の次亜塩素酸ナトリウムに界面活性剤、水酸化ナトリウム、防錆剤などが添加されています。

実は、洗濯時に使っている「ハイター(衣類用の塩素系漂白剤)」と、ほぼ同じ成分なので、洗濯槽クリーナーの代用品として使ってもカビ汚れを落とせます。その際は、水量50Lに対して、ハイターを200mLを入れて洗濯槽をお掃除します。

ただし、台所用の「キッチンハイター」もよく似た成分ですが、ドラム式洗濯機の場合、泡立ち過ぎが原因でエラーが発生したり、防錆剤が添加されていないため、洗濯槽にダメージを与える可能性があるので、おすすめしません。

ゴムパッキン

洗濯槽クリーナーの水流が直接届きにくいゴムパッキンの部分は、事前にお掃除するとキレイに仕上がります。ゴムパッキンは、チャンネルブラシ(歯ブラシでも代用可能)を使って重曹石けん(※)で皮脂汚れをあらかじめ落としてから、「ゴムパッキン用カビキラー」を直接塗ってから30分間放置した後、水で洗い流します。
※重曹石けんは、「手放せなくなる!オリジナルエコ洗剤の作り方」でご紹介しています。

まとめてお掃除したい箇所

洗濯槽だけでなく、洗剤投入口や排水フィルターなど、周辺部分も一緒にまとめてお掃除してみましょう。

■ 洗剤投入口
■ 糸くずフィルター(縦型)
■ 乾燥フィルター(ドラム式)
■ 排水フィルター(ドラム式)
■ 洗濯パン
■ 排水トラップ

洗剤投入口

洗剤投入口には、お湯(注)を直接流し込むと、洗剤の残りカスを柔らかく溶かして簡単に除去することができます。隅に残った汚れは、ブラシで擦れば簡単に落とせます。

(注)カビは、40℃以上のお湯で死滅するとされ、50℃以上のお湯なら、数秒で殺菌できます。しかし、日本製の洗濯機は、使用できるお湯の温度が50℃未満となっているのでご注意ください。

排水フィルター

糸くずフィルターや排水フィルターなどのパーツ類は、お湯で汚れを緩めた後、重曹石けんとブラシでお掃除します。

排水トラップ

排水トラップも、お湯で汚れを緩めた後、重曹石けんとブラシでお掃除します。

洗濯機に付くカビの予防方法

続いて、せっかく洗濯機をキレイにお掃除したので、カビや雑菌の繁殖を防いで清潔に保つヒントをご紹介いたします。

 洗濯終了後、洗濯機の蓋を開けておく
洗濯終了後は、洗濯機の蓋を開けっ放しにすることで、洗濯機内の水分を蒸発させてカビの発生を抑制します。もし蓋を閉めると、湿気が溜まったままとなり、カビが繁殖する好条件を与えてしまいます。
 洗濯機を洗濯カゴ代わりにしない
汚れた衣類や濡れたタオルを洗濯機の中に入れたままにすると、雑菌が繁殖して嫌なニオイを放出してしまいます。洗濯物は、通気性の良い洗濯カゴに入れておくことで洗濯までの雑菌の繁殖を抑えます。
 糸くずフィルターを掃除する
フィルターに溜まったゴミを放置すると雑菌やカビが繁殖して、黒っぽくなってしまいます。この状態で洗濯やすすぎをしても、洗濯物はキレイになりません。洗濯のたびに清掃して、いつもキレイな状態を維持しましょう。
 洗剤の使用量を守る
洗剤(柔軟剤)は、規定量を超えて使っても、洗浄力は増しません。むしろ、すすぎの時に残った洗剤カスがカビや雑菌のエサになり、ますます洗濯槽が汚れてしまいます。

お知らせ

〈 LINE 友だち登録キャンペーン実施中!〉

“おそうじワーク” を友だち追加していただくと、もれなく初回限定の “10%割引クーポン” をプレゼント!

※ 画像を“クリック”してご覧ください。

ご予約

洗濯槽のお掃除は「DIYサービス」で承っております。ご予約は、「予約ページに進む」からお申し込みください。ご予約お待ちしております。

<おそうじワーク けいはんな店は、生駒市、奈良市を中心に天然成分の「エコ洗剤」によるお掃除サービスを提供しています>