― 嫌なニオイや黒いクズの正体とは ―
衣類を洗濯機でキレイに洗濯した後に、次のような不快な出来事で困っていませんか?
■洗濯後の衣類に付いてくる黒いクズ
■室内干しで漂ってくる嫌なニオイ
― 洗濯槽のお掃除の手順 ―
そこで、これを解決するため、手軽に洗濯槽をキレイにできる「洗濯槽クリーナー(塩素系漂白剤)」を使ったお掃除をご紹介いたします。塩素系漂白剤は、汚れやカビを分解して水に溶かすので、酸素系漂白剤のように途中でゴミを取る必要がなく、手間がかかりません。実は、こちらでご紹介しているのは、我が家の洗濯機です。「紺屋の白袴」と言ったらよいのか洗濯機をほったらかしにしてしまい、結構汚れが溜まっていたので、このブログを書くついでにお掃除を実践してみました。
① 洗濯機の電源を入れる。
② 塩素系漂白剤を規定量入れ、高水位まで給水する。
※汚れがひどいときは、このまま3時間ほど放置する。
※ドラム式洗濯機は、酸素系漂白剤を使用できません。
③ 「標準コース」(洗たく→すすぎ→脱水)で1サイクル運転し、洗濯機を洗浄する。
※ドラム式は、洗浄液を全体に撹拌できる「洗濯槽洗浄コース」を選択する。
※汚れが残っているときは、すすぎを追加する。
・殺菌・消臭力が優れている
・手軽に清掃ができる
・塩素の刺激臭がする
・直接触れると肌が荒れる
・酸性と混ぜると危険
― 今回使用した「洗たく槽カビキラー」「ゴムパッキン用カビキラー」―

今回のお掃除で使用した「洗たく槽カビキラー」「ゴムパッキン用カビキラー」です。「洗たく槽カビキラー」が混ざった洗濯槽クリーナーの水流が直接届きにくいゴムパッキンは、事前にお掃除すると、キレイに仕上がります。ゴムパッキンは、洗浄効果を高めるため、チャンネルブラシ(歯ブラシでも代用可能)を使って中性洗剤と重曹(1対1で混合したクリーナー)で皮脂汚れをあらかじめ落としてから、「ゴムパッキン用カビキラー」を直接塗ってから30分放置後に水で洗い流しました。
― まとめてお掃除したい箇所 ―
糸くずフィルターなどのパーツ類は、お湯で汚れを緩めた後、台所用の中性洗剤と歯ブラシでお掃除すると、キレイになります。汚れ落ちが悪いときは、中性洗剤に重曹を1対1の割合で混ぜ合わせると洗浄力がアップします。洗剤投入口には、お湯(50℃未満)を直接流し込むと、洗剤の残りカスを溶かして簡単に除去することができます。
■糸くずフィルター(縦型洗濯機)
■乾燥フィルター(ドラム式洗濯機)
■排水フィルター(ドラム式洗濯機)
■洗濯パン
■排水トラップ
(注)カビは、40℃以上のお湯で死滅するといわれており、50℃以上のお湯なら、数秒で殺菌できるとされています。しかし、日本製の洗濯機は、使用できるお湯の温度が50℃未満(49℃以下)となっているのでご注意ください。
■洗剤投入口
■排水フィルター
■排水トラップ
― 洗濯機に付くカビの予防方法 ―
続いて、せっかく洗濯機をキレイにお掃除したので、カビや雑菌の繁殖を防いで清潔に保つヒントをご紹介いたします。
洗剤(柔軟剤)は、規定量を超えて使っても、洗浄力は増しません。むしろ、すすぎの時に残った洗剤カスがカビや雑菌のエサになり、ますます洗濯槽が汚れてしまいます。
☆洗濯終了後、洗濯機の蓋を開けておく
洗濯終了後は、洗濯機の蓋を開けっ放しにすることで、洗濯機内の水分を蒸発させてカビの発生を抑制します。もし蓋を閉めると、湿気が溜まったままとなり、カビが繁殖する好条件を与えてしまいます。
☆洗濯機を洗濯カゴ代わりにしない
汚れた衣類や濡れたタオルを洗濯機の中に入れたままにすると、雑菌が繁殖して嫌なニオイを放出してしまいます。洗濯物は、通気性の良い洗濯カゴに入れておくことで洗濯までの雑菌の繁殖を抑えます。
☆糸くずフィルターを掃除する
糸くずフィルターのゴミを放置すると雑菌やカビが繁殖して、黒っぽくなってしまいます。この状態で洗濯やすすぎをしても、洗濯物はキレイになりません。洗濯のたびに清掃して、いつもキレイな状態をキープしましょう。
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