エアコンにカビや嫌なニオイが付きにくくなる方法

エアコンは日頃からひと手間を掛けることで、キレイな状態を長く保つことができます。冷房や除湿運転で発生する熱交換機の結露水が原因で発生するカビや嫌なニオイが付きにくくなる方法をご紹介いたします。

内部クリーン運転を活用する

冷房や除湿運転を停止した後、内部クリーン運転を作動させてエアコン内部を乾燥させると、カビの発生を予防することができます。内部クリーン運転は、送風運転によりエアコン内部の熱交換器やファンに付着した水分を乾燥させ、カビの発生を予防する機能です。ただし、暖房運転は、エアコン内部が乾燥するので、内部クリーンは不要です。

※内部クリーン機能には、弱暖房で乾燥を促す機種もあり、暑く感じる場合は、次の送風運転をお試しください。

送風運転を上手に利用する

内部クリーン運転の代用として、冷房や除湿運転を停止した後、(できるだけ毎日)1時間程度、送風運転してエアコン内部を強制乾燥させると、カビの発生を予防することができます。

一見、リモコンに送風ボタンがないように見えても、実は次のボタンで除菌(※)しながら送風でできます。
■パナソニック:ナノイー
■シャープ:プラズマクラスターイオン(消臭空気浄化)
■日立:イオン空清(風だけ)
※プラズマ放電により、カビ、花粉、ウィルス、ニオイなどを酸化分解して不活性化する機能です。

また、夏の間でも湿度の低い日は、窓を開けて乾燥した外気を取り入れながら、この送風運転を作動させ、エアコン内部を乾燥させてカビが繁殖しやすい湿った環境をリセットしてください。この送付運転の電気代は、扇風機と同じでごく僅かなのでぜひ実践してみてください。

なお、送風機能が無い場合は、気温が30℃未満のときに冷房の設定温度を一番高く(30~32℃)して運転すると、コンプレッサーが作動しないため、送風運転の状態になります。

※自動風量の設定では、冷房の設定温度を高くして送風したときに、風が出ない機種もあります。この場合は風量を手動で調節してください。

最初の10分間は、窓を開けて換気する

エアコンをつけて最初の10分間は、窓を開けて部屋の換気を行いましょう。エアコンをつけた直後は、風量が最大となるので、熱交換器やファンに付着したカビやホコリが吹き飛ばされやすいタイミングです。

この汚れた空気を排出して換気することで、嫌なニオイを軽減するとともに、エアコンへの再付着を防止することができます。

フィルターを定期的に清掃する

カビ予防で重要なのが、エアコンのフィルター清掃です。カビの栄養源となるホコリを取り去って、カビが生えにくい環境づくりをしましょう。

お掃除機能付きエアコンの場合でも、キッチンに近いリビングのエアコンは、料理中に発生する油煙がフィルターに付着するので、油汚れで茶色くなったフィルターを取り外して洗剤で洗浄する必要があります。なぜなら、お掃除機能付きエアコンは、フィルターの表面のホコリをブラシで払って集塵しますが、油汚れは取り除くことができません。

フィルターが汚れたままでは、エアコンが効きにくく、電気代も高くなってしまいます。家電メーカーは、は2週間に1回の頻度でフィルター清掃を推奨しており、定期的なお手入れをお勧めいたします。

※フィルター清掃の必要性は、ブログ「エアコンのフィルター清掃で電気代を約3割も節約」でご紹介しています。 

シーズンオフは、送風運転で乾燥させる

夏から秋に季節が移り、冷房や除湿運転を使わなくなるシーズンオフのタイミングで、送風運転を半日以上かけて徹底的に乾燥させる「夏じまい」をすることで、カビの成長を抑制することができます。

エアコンを使用していない期間も、月に1回程度、湿度が低い日に送風運転を行って湿気を取って乾燥しておくと、カビの発生を予防することができます。

※エアコンの夏じまいは、ブログ「カビ予防には「エアコンの夏じまい」が欠かせません」でご紹介しています。

なぜ、エアコンにカビが生えるのか?

冷房や除湿運転時のエアコンは、カビが好む「湿度、温度、栄養、酸素」の4つの要素がすべて揃っているので、カビが繁殖するのに最適な環境となるからです。

カビの繁殖を防ぐには、この4つの要素のうち、1つだけを取り除けば良いのです。その中でも「湿気(=水分)」を取り除くと効果絶大です。

カビは、湿気、温度、栄養、酸素の4つの要素がすべて揃うことによって発生します。
1.湿気:湿度60%以上で活動が活発になり、80%を超すと急激に繁殖します。
2.温度:気温0℃~40℃で活動し、20℃~30℃で繁殖します。
3.栄養:人間の皮脂や垢、ペットの毛、ホコリや油汚れなどを養分にして繁殖します。
4.酸素:カビは生き物なので、人間と同様に酸素が必要です。

エアコンのカビを抑制するには、冷房や除湿運転した後、「送風運転」や「内部クリーン機能」を使って、徹底的にエアコンを乾燥させることが必要です。

さらに、カビの栄養源となるホコリや油汚れ(※)を取り除くためのフィルター清掃を併せて実施すれば、効果的にカビを抑制することができますので、ぜひ実践していただきたいです。

エアコン点検サービス

エアコンのフィルター類を清掃して点検する「エアコン点検サービス」をご用意しています。高所作業を伴ったフィルター清掃でお困りの方は、ぜひご依頼ください。

エアコン点検サービス(フィルター清掃付き)
価格:税込3,000円/1台
 作業時間:約30分/1台
 作業内容:エアコンの試運転、フィルター・ダストボックスの洗浄、パネル周りの清掃
※点検サービスは、エアコン1台から承ります。